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私たち宅野住民は、先祖から引き継いできた素晴らしい自然と生活環境を、未来の子供たちのために、守り伝えていく役割と責任があります。

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仁摩町宅野というところは、美しい海と歴史に彩られた古い町並
みが残る素敵な集落です。
何故、人口の激減する大田市が、この場所に30年先まで埋め立
てられるような巨大なゴミ処分場を作る必要があるのでしょうか。
こんな住宅密集地の側に、そして海につながる場所に。
このゴミ処分場建設計画の進め方は、実に不思議なものでした。
候補地選定には専門家が加わらず、住民には何も知らされず、
市役所と市議会だけで最終候補地「宅野」が決められました。
地元の市議や漁業組合は当初から賛成を表明、地元住民への
説明は、すべてが決定された後の、結果報告会のようなものでし
かありませんでした。
総事業費37億円。このゴミ処分場建設計画には、何か大きな力
が働いているようです。
私たちがそのことに気づき、
住民グループ「宅野の自然と生活環境を守る会」を立上げたのが
2008年(平成20年)末です。
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世界遺産となった「石見銀山」の歴史は、博多の商人神屋寿禎が
宅野の韓島沖から、光る仙の山を発見したところから始まる、と言
われます。
海から見ると、その韓島にほど近い場所に巨大なごみ処分場が建
てられることになります。
また、昔から神様を迎える場所であった「神会門(じんえもん)」が
眠るといわれる「猛鬼遺跡」もそこにあります。
「自然との共生」を謳って世界遺産登録を手に入れた大田市が、
その足元では、過去の遺産や住民の安全を無視した環境破壊を
行おうとしています。
候補地選定の最大の要件は、「利便性と経済性」なのだそうです。
ゴミ処分場は、環境汚染や住民の健康被害を引き起こす可能性
のある危険な施設です。
住民の意見などまったく聞くこともせず、不透明な候補地選定を行
い、すべての手筈を整えてから、最後の最後に決定された建設計
画についての「住民説明会」を開催する大田市。
それほど強引に、それほど用意周到に計画を進める理由は何か。
総事業費を当初26億と言っておきながら、議会に提出する際には
37億にも引き上げた巨大なプロジェクト。その裏にいったい何があ
るというのか。
私たちは、この大田市の暴挙を、何としても食い止めたいと思います。
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