論点のすり替え
竹腰大田市長は、501人の請願署名に対して、
「引き続き誠意を持ってご説明をしてまいりたい」と回答しました。
宅野住民は、
「何故、当の住民が知らないうちに宅野が最終候補地となったのか」
そのことについて説明してくださいと言っているのに、
大田市は、
「宅野に決定済みのゴミ処分場建設計画」
について一方的な説得活動を続けようとしています。
この論点のすり替えはどうしたことでしょうか。
住民の生活環境に大きな影響を及ぼす大規模なゴミ処分場建設
に関して、
1.住民や学識経験者をまじえずに、行政だけで一方的な
候補地選定がなされたこと
2.宅野での建設ありきで現地説明会が行われていること
そのことが今問題となっているのです。
あらかじめ決定済みの事業方針・事業計画の一方的な説得活動
をいくら続けても、住民の合意は得られません。
今後は、この計画をいったん白紙に戻した上で、新たなゴミ処分場
を建設することの是非や、大田市が抱えるゴミ問題全般に関して、
市と住民、そして学識経験者をまじえた協働の意思決定プロセスに
おいて、真剣に話し合っていくことが重要だと考えます。