再説明会でも賛否両論 (H21.02.23 山陰中央新報)
■平成21年2月23日 山陰中央新報
大田の新不燃物処分場計画
再説明会でも賛否両論
大田市仁摩町宅野を候補地とする同市の新不燃物処分場建設計画
の住民説明会が二十二日から、同地区のからしま会館で再開された。
計画に理解を求める市に対し、住民から賛否両論の意見が出され、
合意形成が容易ではない状況があらためて浮き彫りになった。
説明会は同日、午前が本町と新町、午後は津辺と西町の自治会を対
象に二回開き、計四十七人が参加。蓮花正晴副市長らが候補地選定
の経過や設備内容などを報告した。
午前の説明会の質疑応答で、市の冨田正治市民生活部長は住民同
意の判断を「宅野地区自治会長会での同意が基準となる」と説明した。
反対する住民は候補地選定のやり直しを求め、別の住民は「大田市の
ために宅野が理解したとなるのが良い。市民としての誇りを持てる」と
計画に賛成。「最上の施設を造り環境と生活に配慮することで住民の
不安解消に努めてほしい」との要望もあった。
午後の説明会では、賛否をめぐって住民同士が口論する場面もみられ、
「住民がいがみ合うようになって、まちづくりにいいのか」との懸念が指
摘された。