« きょうから新不燃物処分場の説明会 (H21.02.04 山陰中央新報) | メイン | 宅野自治会が中立"宣言" (H21.02.05 毎日新聞) »

2009年2月 5日

幼稚なたくらみ

市が一方的に開催する説明会の初回が2月4日、宅野の大原
自治会館でありました。

事前に話し合ってください、という私たちの要望を無視したのは
それなりの理由があったからでした。
自治区単位で行うことで住民を分断し、市側のペースで強引に
住民を説得しようというたくらみがあったからです。

それは、反対意見の排除というかたちで行われました。


090204_setsumeikai.jpg

冒頭に、守る会の住民に対し、地区の説明会だから地区外の人
は席を外せと、訳のわからないことを言い出したのでした。
守る会としては請願署名をとりまとめた責任もあるので同席した
い、ということで押し問答が続きました。

この中で市の冨田正治市民生活部長は、私たち住民に対し「邪
魔をするな」「出て行ってくれ」との暴言を吐くシーンもありました。

市の説明も反対の意見も聞きたいとする住民の声もありましたが、
市は「いいしのクリーンセンター」のPRビデオを流しただけで、質
疑も受け付けずに散会しました。

何という幼稚な対応であることか。あきれてものがいえない。

「これからもこんな説明会をやるつもりですか」という問いに、
蓮花副市長は、「いったん持ち帰らせてください」というばかり。


大田市は、何故まともに住民と話し合いができないのか。


住民の中には市に直接質問をしたいという方もおられます。反対
意見もあって当然です。
公平な話し合いを重ねるのであれば、自治区単位での会合もど
んどんやるべきでしょう。


しかし、最初から反対意見を排除したうえで、市が一方的に住民
を説得しようというたくらみは、まったく馬鹿げた猿知恵だとしかい
いようがありません。


本日、「再抗議文」を市長宛てに提出したところです。


090205_saikogi.jpg

*******************************

大田市新不燃物処分場建設計画説明会への再抗議文

 平成21年2月2日に「大田市不燃物処分場建設計画説明会への抗議文」を
大田市長宛てに届けました。
 地元住民への事前の相談がないままに、宅野を新不燃物処分場の最終候
補地としたことを問題とした請願署名であるのに、市はこれを意図的に曲解し、
あくまでも宅野に建設することを前提とした説明会を一方的に開こうとしてい
ます。これはまったく住民感情を無視した行為と言わざるをえません。

 また、大田市長宛ての抗議文であるのに、これに関しての回答が市長名で
なく、衛生処理場からのFAXであったこと。このことにも抗議します。

 去る2月4日の大原自治会館の説明会では、冨田市民生活部長から「宅野
の自然と生活環境を守る会」に対し、「妨害をするな」「出て行ってくれ」という
発言がありました。宅野住民の請願を取りまとめた住民グループとしては、市
が開催するすべての説明会に立ち会い意見を述べる責任があります。それに
対して、富田部長のこの暴言は聞き逃すことのできないものであり、富田部長
にはその場で謝罪を求めました。この発言に対し、監督責任のある市長の見
解をお聞かせ願います。

市の一方的な説明会の強行により、2月4日にはせっかくお集まりいただいた
住民の方々との話し合いはほとんどできない状態となりました。よって、今後の
現地での話し合いについては、必ず「宅野の自然と生活環境を守る会」との事
前協議のうえ、日程及び内容を改めて定め、行うよう、重ねて強く要望します。

下記、大田市としての回答を文書にてお願いします。


1 2月4日の冨田部長の発言に関しての市長の見解をお聞かせ願いたい

2 今後の現地での話し合いについては、必ず当会との事前協議を行うこと

3 住民の合意を得ずに、宅野地内での「測量調査、地質調査、生活環境影
  響評価調査、地権者説明等」を行わないこと。またこれらの予算計上を行
  わないこと


平成21年2月5日
大田市長 竹腰 創一 殿


宅野の自然と生活環境を守る会 代表 山上光俊


******************************


トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.caferoman.com/movable/mt-tb.cgi/486