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2009年5月21日

調査や個別交渉を拒否(H21.05.21 毎日新聞)

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■平成21年5月21日 毎日新聞
大田市不燃ごみ処分場建設問題
調査や個別交渉を拒否
地権者、市長に申し入れ書

大田市が同市仁摩町宅野で建設を進めている不燃ごみ処分場問題で、
計画に反対する予定地の地権者5人が20日、調査のための立ち入りや
個別交渉を拒否する旨を市に通告した。
同計画では、設計・調査委託費の補正予算案が12日の臨時市議会で可
決されたが、地権者44人への戸別あいさつは直前の7日からで、反対地
権者たちは「計画ありきの一方的で強引なやり方だ」と抗議。所有地に「測
量調査お断り」と書いたのぼりを立てた。


この日は地権者のうち2人が、計画の白紙撤回を求める「宅野の自然と生
活環境を守る会」のメンバーと市役所を訪れ、竹腰創一市長に申し入れ書
を手渡した。申し入れ書では、私有地への立ち入りと個別交渉を市が行わ
ないよう求めた。交渉の窓口を今後、「守る会」に一本化する旨も伝えた。

竹腰市長は「(候補地選定後に開いた)住民説明会で説明している。市民
生活に必要な施設として地権者に理解していただくしかない」と語ったが、
地権者の一人、三島諄子さん(75)は「戦後食料難の時代には作物を植え
て命をつないだ貴重な土地に思い入れを持つ人は多い。住民意思を諮る
場は無く、一方的過ぎる」と反発している。

個別の測量調査拒否(H21.05.21 山陰中央新報)

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■平成21年5月21日 山陰中央新報
大田の処分場建設
個別の測量調査拒否
反対地権者
市長に申し入れ


大田市仁摩町宅野を候補地とした同市の新不燃物処分場建設計画で、
同計画に反対する建設候補地の地権者の有志が二十日、竹腰創一市長
に、測量調査などで無断に私有地内に立ち入らないことなどを求める申し
入れ書を提出した。竹腰市長は「地権者には今後も理解を求めたい」とし
た。

同計画に反対する地権者有志二人と、計画の白紙撤回を求める住民団体
「宅野の自然と生活環境を守る会」(山上光俊代表)のメンバー三人が市役
所を訪れ、地権者代表が、個別の協力依頼などの交渉を拒否する内容を
盛り込んだ反対地権者五人の署名入り申し入れ書を竹腰市長に手渡した。

竹腰市長は「申し入れ書は受け取るが、誠心誠意説明し、地権者にも協力
を求めたい」とした。

反対地権者の一人、主婦の三島諄子さん(75)は、きちんとした地権者説明
もないままの事業進行としたうえで、「市の対応には心がないことを強く感じ
る」と話した。

反対地権者五人はそれぞれの私有地内に「測量調査お断り」ののぼりを立て
ており、今後は個別交渉を拒否し、同会を窓口にしての協議のみに対応する
考え。

「強引な行政手法」(H21.05.21 中国新聞)

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■平成21年5月21日 中国新聞
ごみ処分場
「強引な行政手法」
大田の守る会
測量調査を拒否

大田市仁摩町宅野への不燃ごみ処分場建設計画をめぐり、反対する
一部の地権者が二十日、市に対し戸別訪問や測量調査を拒否する申
し入れをした。

地権者約四十人のうち五人が申し入れ書に署名。市職員や業者らが
測量や地質調査で所有地に立ち入ったり、地権者や親類らに個別に
協力依頼したりしないよう求めた。地権者二人や「宅野の自然と生活
環境を守る会」の山上光俊代表らが市長室を訪れ、竹腰創一市長に
申し入れ書を手渡した。

席上、地権者らは市から説明を受けないまま、十二日の市議会で調査
費の予算案が可決された経緯を「強引な行政手法」と批判。竹腰市長
は「施設の性格上、地元(自治会)の同意を得た上で地権者に協力を
お願いするのが順序だと考えた」と理解を求めた。

「処分場の予定地 立ち入らないで」(H21.05.21 読売新聞)

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■平成21年5月21日 読売新聞
「処分場の予定地 立ち入らないで」
大田市に一部住民


大田市が計画した同市仁摩町宅野の不燃性ごみ処分場建設で、反対
する地元住民団体「宅野の自然と生活環境を守る会」(山上光俊代表)
のメンバー4人と地権者2人が20日、大田市役所を訪れ、測量調査など
で無断で私有地に入らないよう申し入れた。

大田市は、12日の臨時議会で、測量調査など建設に向けた約1億1400
万円の一般会計補正予算案を提案、可決された。最大約7ヘクタールの
敷地の確保が目標で、予定地の山林などの地権者は40人という。

応対した竹腰創一市長は「地権者の方には、何とかご理解、ご協力を願
うしかない」と述べた。

処分場撤回を申入れ(H21.05.21 朝日新聞)

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■平成21年5月21日 朝日新聞

大田市が同市仁摩町宅野に不燃ごみ(一般廃棄物)処分場の建設を計画して
いる問題で、白紙撤回を求める予定地の地権者が20日、市役所で竹腰創一
大田市長に申入書を手渡した。
地権者5人の連名で、測量調査などのため無断で所有地に入らない▽地権者
やその親類に協力を頼まない ----- ことを求めた。

市役所を訪れた地権者2人らは「地権者への説明が最後になったのは手順と
しておかしい」と訴えた。竹腰市長は「地元の了解を得てから地権者に理解を
求めるのが順序だ」と反論する一方、「地権者の了解がなければ事業は進め
られない。理解を求めて引き続きお願いするしかない」と話した。