予算可決しないで(H21.0512 毎日新聞)
■平成21年5月12日 毎日新聞
大田・ゴミ処分場建設
予算可決しないで
地元住民が市議会に陳情
大田市仁摩町宅野に建設が予定されている新不燃ごみ処分場
について、同市は測量や設計委託、環境影響評価調査などを今
年度の予算化、1億456万3000円の一般会計予算案として12日
開会の臨時市議会に提案する。これに先立ち、11日、計画の白
紙撤回を求める地元住民で作る「宅野の自然と生活環境を守る
会」(山上光俊代表)のメンバーが市議会を訪れ、石原安明議長
に、住民合意無しに予算を可決しないよう陳情した。
処分場建設事業は09~12年度の4カ年で、総事業費は37億
439万円。今年度予算案では、測量・地質調査や環境影響評価
調査、設計などの業務委託費を盛り込んでいる。財源は▽財政
調整資金からの繰り入れ3387万6000円▽国・県支出金3818万
7000円▽市債4250万円。
一方、「守る会」のメンバー3人は、石原議長、林仁副議長と面談
し陳情書を手渡した。貴船準一副代表は「宅野の自治会長会か
ら出された同意書は住民の意見を反映していない」と強調。石原
議長は「可否は各議員の判断に任せるしかない」と答えた。