公開質問状
住民感情を無視した大田市の強引な進め方に反対する地権
者有志は、2009年6月23日(火)付けで、配達証明郵便にて
大田市長宛に「公開質問状」を提出しました。
去る5月20日付けで竹腰創一大田市長ならびに冨田正治市
民生活部部長、楫智男建設部部長の三者に面会し、下記の
申し入れをしました。
<申入れ事項>
1 「新不燃物処分場整備事業」に係る「測量調査・地質調査・
生活環境影響評価調査」等において、市職員または市が委
託した業者等が地権者に無断で私有地に立ち入らないこと。
2 「新不燃物処分場整備事業」に関する用件で、市職員、市
議または市の委託した業者等が各地権者やその親類縁者
に、いかなる連絡手段においても協力を依頼したり、家宅訪
問したりしないこと。
またこの際、記名・押印入りの「受諾書」を返却するようお願い
し、竹腰創一市長も会見の場で「明日、お持ちする」と約束した
にもかかわらず、未だ提出を拒んでいるばかりか、上記申入れ
事項を無視し、反対する地権者宅を戸別訪問されました。
地権者の要望を無視し、反対する弱者に精神的苦痛を強いる
ような大田市の行為は、このまま看過することができませんの
で、「公開質問状」というかたちで、六月三十日までに記者会見
を開いて、竹腰創一市長のきちんとした釈明をいただくことにし
ました。
反対する地権者の占める土地の面積は、事業予定地の主要な
部分を網羅しており、既に全体の約3分の1にのぼっています。
こうした状況では、当初どおり計画を進めることは、事実上困難
であるといわざるをえません。
しかるに、6月28日には、大田市は一方的に「生活環境影響評
価調査説明会」を開催しようとしています。
竹腰創一大田市長は、住民合意を得たと主張されますが、実態
はこのように、明確に反対する地権者が存在します。
この事実はくつがえしようのないものです。
したがって、こうした住民の声を素直に聞き入れ、なりふりかまわ
ず計画を進めることで、いたずらに住民との対立姿勢を取り続け
ることのないよう、私たちは強く要望します。