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2009年6月25日

公開質問状

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住民感情を無視した大田市の強引な進め方に反対する地権
者有志は、2009年6月23日(火)付けで、配達証明郵便にて
大田市長宛に「公開質問状」を提出しました。

去る5月20日付けで竹腰創一大田市長ならびに冨田正治市
民生活部部長、楫智男建設部部長の三者に面会し、下記の
申し入れをしました。

<申入れ事項>
1 「新不燃物処分場整備事業」に係る「測量調査・地質調査・
 生活環境影響評価調査」等において、市職員または市が委
 託した業者等が地権者に無断で私有地に立ち入らないこと。

2 「新不燃物処分場整備事業」に関する用件で、市職員、市
 議または市の委託した業者等が各地権者やその親類縁者
 に、いかなる連絡手段においても協力を依頼したり、家宅訪
 問したりしないこと。

またこの際、記名・押印入りの「受諾書」を返却するようお願い
し、竹腰創一市長も会見の場で「明日、お持ちする」と約束した
にもかかわらず、未だ提出を拒んでいるばかりか、上記申入れ
事項を無視し、反対する地権者宅を戸別訪問されました。

地権者の要望を無視し、反対する弱者に精神的苦痛を強いる
ような大田市の行為は、このまま看過することができませんの
で、「公開質問状」というかたちで、六月三十日までに記者会見
を開いて、竹腰創一市長のきちんとした釈明をいただくことにし
ました。


反対する地権者の占める土地の面積は、事業予定地の主要な
部分を網羅しており、既に全体の約3分の1にのぼっています。

こうした状況では、当初どおり計画を進めることは、事実上困難
であるといわざるをえません。
しかるに、6月28日には、大田市は一方的に「生活環境影響評
価調査説明会」を開催しようとしています。


竹腰創一大田市長は、住民合意を得たと主張されますが、実態
はこのように、明確に反対する地権者が存在します。
この事実はくつがえしようのないものです。

したがって、こうした住民の声を素直に聞き入れ、なりふりかまわ
ず計画を進めることで、いたずらに住民との対立姿勢を取り続け
ることのないよう、私たちは強く要望します。

反対地権者ら質問状(H21.06.25 毎日新聞)

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■平成21年6月25日 毎日新聞
不燃物ゴミ処分場計画
反対地権者ら質問状
個別交渉拒絶
大田市に釈明要求


大田市が同市仁摩町宅野で建設を計画している不燃ゴミ処分場
について、計画に反対する地権者5人と「宅野の自然と生活環境
を守る会」(山上光俊代表)は24日までに、市に対する公開質問状
を郵送で提出した。

先月20日に反対地権者と同会が市に申し入れた「個別交渉拒絶」
が守られていないことや、申し入れの受諾を市が回答していないこ
とについて、釈明を求めている。

先月の申し入れでは私有地への立ち入りと個別交渉を市が行わな
いよう求めるとともに、交渉の窓口を今後、同会に一本化するよう、
竹腰創一市長に求めていた。

今回の質問状では、市の担当者による個別訪問が続いていること
や、市長からの受諾が書面でされていないことを指摘。個別訪問の
責任の所在と、受諾の予定を記者会見で公表するとともに、書面で
地権者に謝罪するよう求めた。

山上代表は「個別訪問を受けた地権者には大きなプレッシャーと心
労が加えられた。市は地権者の権利を守り誠実に対応を」と話して
いる。

市長に公開質問状提出(H21.0625 山陰中央新報)

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■平成21年6月25日 山陰中央新報
大田の不燃物新処分場計画
市長に公開質問状提出
反対の地権者ら
測量方法などで


大田市仁摩町宅野を候補地とした同市の新不燃物処分場計画で、
同計画に反対する建設候補地の地権者有志と住民団体が24日、
同市の竹腰創一市長に、測量調査などで無断に私有地内に立ち
入らないことなどを求め先ごろ市に提出した申し入れ書の内容の
受諾を求める公開質問状を提出した。

 
質問状は同計画に反対する地元の地権者有志5人と、計画の白
紙撤回を求める住民団体「「宅野の自然と生活環境を守る会」(山
上光俊代表)の連名で、同日郵送した。

質問状は、5月20日に地権者有志5人と同団体が連名で市に提出
した申し入れ書の内容を受諾することを求めるとともに、申し入れ
書に明記した「反対地権者への戸別訪問の拒否」を市が順守して
いないとして責任の所在を30日までに会見で回答するよう求めて
いる。

同市市民生活部によると、5月21日に担当者が地権者の代表宅を
訪れ「無許可で私有地内には入らない」「戸別訪問は配慮して行う」
との内容の回答書を代表者に渡したが、受け取りを拒否されたとい
う。

山上代表は「公的機関としてきちんと対応する責任があり、質問状
への回答を求める」と話し、市民生活部の白坏正道部次長は「回答
について対応を協議したい」とした。