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2010年1月28日

公僕としての職務を

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下記は、中国新聞掲載記事からの抜粋です。

「仁摩町宅野の民有地への不燃ごみ処分場の建設では、7月から予定地
の測量が始まったものの、面積で3分の1を占める反対地権者4人の土地
では着手できていない。

計画に反対する「宅野の自然と生活環境を守る会」(山上光俊代表)は、
予定地が住宅地や海に近いことを問題視。候補地選びの段階で約26億
円だった事業費が、予算化の段階で約37億円に跳ね上がった経緯を「候
補地選びの前提が覆ったのに、説明不足で押し切った」と指摘する。

反対地権者4人は「守る会」を交渉窓口に指定する一方、市は「地権者と
直接話したい」として、同会との協議を拒否。5月に地権者説明会が始ま
って以降、5か月たっても平行線のままだ。」


当初26億円で宅野が最も安価とされていた総事業費が、議会に37億円で
提出されてから、もう7ヶ月が過ぎようとしています。
その間、大田市は「宅野の自然と生活環境を守る会」との話し合いを拒絶し
続け、一方では訪問拒否を訴える地権者個人宅に執拗に土地売却を説得
して回っています。

説得には、議員や知人、先輩、同級生までを動員し、身内の市職員関係者
には脅迫まがいの嫌がらせもあります。
そして最後には、土地を手放してくれるのであれば、市長が土下座する用意
がある、との噂まで聞こえてくるようになりました。

地元住民の知らないところで勝手に候補地が決められていく。その手法や住
民無視の進め方がおかしいと言っているのに、話し合いは一切拒否。
あげくに「土下座」をすれば、丸くおさまると本気で思っているとしたら、時代錯
誤も甚だしいといわざるをえません。
そんな日が来るとすれば、日本中のマスコミを呼んで生中継してもらわないと
いけない。

大田市はいったいどうなっているのでしょうか。
これほどまでに執拗に、宅野に巨額な事業を持ち込まざるをえない事情が何か
大田市にはあるのでしょうか。

「誠心誠意、住民に説得する。」「代替地は考えていない。」
そんな姿勢では、これまで同様、何も進みません。

これほどまでに停滞した状況で、大田市が言うように時間がないというのであれ
ば、住宅地に近接しない代替地を探すなり、不燃ごみを削減できる抜本的な対
策を打つなり、あらゆる善後策を検討してタイムリミットに間に合うように動くのが、
公僕としての職務ではないかと思います。