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2011年2月10日

有害物、海に流出も (H23.02.10 毎日新聞)

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平成23年2月10日 毎日新聞
「有害物、海に流出も」
大田に予定の不燃物処理場
専門家、危険性を指摘


大田市が同市仁摩町宅野地区に建設を予定している新不燃物処分場
について、元長野大学講師(環境科学)で、元長野県廃棄物処理施設
検討委員の関口鉄夫さんによる講演会が8日夜、同地区で開催された。
関口さんは予定地の地形図などを示しながら「汚染物質の海への流出
が容易な地形。ここに処分場を作るべきでない」と、専門家の立場から
主張した。

建設計画に反対する住民でつくる「宅野の自然と生活環境を守る会」(山
上光俊代表)の主催。関口さんは、現地で撮影した写真と地形図をスク
リーンに示しながら「木々の豊かな林で沢の地形になっており、地下水も
腐葉土も豊富とみられ、海に豊かな養分を流す機能を果たしている」と
分析。

一方、等高線が各所で断絶していることから、過去に崩落したか、これか
ら地滑りの可能性が高いとし「地震や大雨で蓄積した廃棄物から有害物
質が地下水とともに容易に海に流出し、近海魚を主とする漁業に重大な
影響を与える」と、危険性を指摘した。

市の計画の進め方については「賛否両論の根拠となるデータを専門家に
公開し、市民に判断の機会を与えるべきだ」と批判した。

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