大田市に不法投棄調査要請 (H23.04.05 中国新聞)
平成23年4月5日 中国新聞
大田市に不法投棄調査要請
処分場計画で住民団体
大田市が仁摩町宅野で計画する不燃物処分場をめぐり、建設に反対する
住民団体「大田の自然と生活環境を守る会」(山上光俊会長)が4日、予定
地周辺に有害物質を含むアスファルトなどが不法投棄されているとし、竹
腰創一市長に調査を求める要請書を提出した。
予定地周辺では、市が昨年8月まで1年間実施した生活環境影響調査で、
環境基準値の最大6.9倍のダイオキシンが検出された。
守る会は、市民や専門家が立ち会う公開調査を要請。「高濃度のダイオキ
シンは自然界に存在せず、人為的な汚染の疑いが強い。汚染土壌に処分
場を建設すると、事故があっても汚染源を特定できない」と訴えている。
市は「今後有識者を交えて調査する」としている。
守る会は3月、予定に隣接する約1.5ヘクタールを調査。有害なベンゼンな
どを含むアスファルトなどが投棄されていたという。