島根県大田市仁摩町宅野。住宅密集地から僅か300m。こんなところにゴミ処理場を建設してはいけません。



大田市との交渉
これまでの経緯
住民説明会資料から 1
住民説明会資料から 2
住民説明会資料から 3


情報公開条例により入手した資料から




















執行部資料から
 
住民不在の交付金申請

この新不燃物処分場の整備は、環境省の「循環型社会形成推進交付金」の交付を受けて行おうとしています。
この交付金を申請するには、およそ5ヵ年の「循環型社会形成推進地域計画」を策定して環境省に提出し、承認される必要があります。

この計画には「新不燃物処分場整備」が含まれているのですが、まだ決定されているはずのない宅野への不燃物処理場の建設計画が、既に計画書に明記されていたのでした。

提出に先立っては、市と県と国とが協議会を開くのですが、これが、市長と面会した翌日の平成20年12月25日に県庁で行われ、そして年が明けて平成21年1月23日、計画に反対する住民がいるのを知りながら、これをまったく無視し、環境省宛てに県庁経由でこの宅野が明記された計画書が提出されました。

以下、大田市が環境省に提出した平成21年1月22日づけ「循環型社会形成推進地域計画」からの抜粋。


添付資料2 処理施設の現状と将来配置図






■循環型社会形成推進交付金事業実施計画総括表1
 3 現有施設の状況と更新、廃止、新設の予定

施設種別
実施主体
更新、廃止
予定年月
更新、廃止
新設理由
不燃物処理施設 大田市 H25.3 老朽化により新たな施設に移行
大田市
(温泉津地域)
大田市(仁摩地域)
最終処分場 大田市 H25.3 残余容量が少なくなっているため、新施設に移行
大田市
(温泉津地域)
大田市(仁摩地域)

※詳細は
こちら

上記にあるように、
市が環境省に提出した計画書のの将来配置図や配置計画図には、未だ住民が認めていないはずの「宅野」が明記されています。

また、 「現有施設の状況と更新、廃止、新設の予定」では、現状の施設がH25年3月には廃止され、すべてが新施設に移行することになっています。
この計画はこれまでの説明会では、ひと言も触れられていなかったことです。

住民への何の相談もなしに、市は一方的にここまで決定し、「住民説明会」という名称の「最後通達」を行いました。
また、住民には「まだ決まっていない」と言っておきながら、一方では着々と交付金申請の準備をしていたということになります。

こんな住民無視のやり方が、いったいどこの世界にあるというのでしょうか。

 
 
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