以下、「大田市議会全員協議会記録」よりの抜粋です。
■大田市議会全員協議会記録
開会:平成20年1月16日 午前9:00 於全員協議会室
付議事件:新不燃物処理場建設について
○市民生活部長(冨田正治)
「〜前略
9月にお示しいたしておりますが、残容量の関係でございます。これにつき ましてはこのたび調査いたしましたところ、かなり厳しい数字が出ておりまし て、議員ご指摘のようになるべく早く対応していかなければならないという考 え方を持っております。またそのためにも不燃物処分場の早期の方向性と いいますか、地元協議を進める中で早い段階でそれが可能になるように対 応してまいりたいと考えているところでございます。
〜後略
」
既存施設の残容量については、当然予測を持ってあたるべきものだと思われますが、「このたび調査いたしましたところ、かなり厳しい数字が・・」と、まるで他人事のような表現。また、「・・地元協議を進める中で・・」とあるのも、言葉のうえだけのことで、実際には執行部の判断だけで進めてきたことになります。
大田市静間町の埋立現場(平成21年1月)
一方ではゴミの減量化も重要な課題ではありますが、大田市ではリサイクルに回せる容器プラスチック等も、すべて「不燃物」として回収され、上記の写真にありますように、破砕してそのまま埋め立てられているのが現状です。
これでは埋立処分場がいくつあっても足りないのは当然です。
これが不燃物として埋め立てられています。(平成21年1月)
前ページの「埋立所分量の概算」にあるように、新たな処分場の埋め立てにおいても今までの延長線上での計算値が書かれており、第二期の30年後まで同様に不燃ゴミを埋め続ける計算です。ここからは積年の課題であるゴミの減量化に向けた姿勢はまったく感じられません。
以下、執行部のゴミ行政に対する議員の意見です。
○18番(福田佳代子)
「〜前略
それから、不燃残渣でどの程度埋め立てるのかということで、13年度か18年
度までの実績というふうになっているわけですが、これは実績に基づいて積
算されていますので、よりごみを減らすという数値ではないわけですね。でき
るだけごみを減らして埋め立てないという方法を取って、埋め立てる量を減ら
すという方法を取ってほしいので、そこら辺のことも十分論議されて最終処
分場の建設に当っていただきたいと
〜後略」
○2番(三浦 靖)
「〜前略
新処分場の方は被覆型ということで埋立て物の飛散を防げるということです が、おそらくこれはビニール類が多いのではないかと思っておりますが、9月 の時にも私は申し上げましたが、いわゆる不燃物の中でも不燃物として集め られているものの中で可燃物として扱える、いわゆる出雲方式の収集のこと も私は触れているんですが、その点につきまして、現施設の延命化と合わせ て考えられるところではないかと思いますが、如何、あれから対応されたので しょうか。
〜後略」
○19番(福田 実)
「〜前略
処分場の規模についてでございますが、埋立て期間が1期15年ということで ございます。その中で必要面積が2期分の用地も含めてですね、7万平方メ ートルということが書いてございます。7万平方メートルといいますと市民球場 が約1万平方メートルと記憶しておりますので、あれの7倍くらいの用地を確 保できればいいわけですが、その2期分の用地を考慮して7万平米確保すべ きかどうかというのは是非検討していただきたい
〜後略」
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