島根県大田市仁摩町宅野。住宅密集地から僅か300m。こんなところにゴミ処理場を建設してはいけません。



建設反対の理由
何かがおかしい
ずさんな環境影響評価調査
意味のないボーリング位置
「固い地盤」の真実
危険な断面計画図
計画地に不法投棄の可能性
既存の処分場で事故?




建設反対の理由
 
「固い地盤」の真実


ゴミ処分場の計画地は、昔から水が湧き、土砂崩れがたびたび起きるような軟弱地盤だと住民は知っていました。

それでも、大田市は固い基礎地盤まで掘ってコンクリートピットを据えるから大丈夫だと説明してきました。

「N値50以上の固い基礎地盤がある」というのが大田市の主張です。
しかし、配置変更後のエリア内に唯一掘られたボーリング(BV Mo.8)の調査結果を見ると、N値50以上の地層が、非常にもろいものであることが記載されていました。



上図のカラーの写真が、ボーリングで採った土のサンプルです。サイドに0〜9、1〜10とあるのが深度(m)です。そして左のグラフがN値の推移。上部に深度は8mとあります。つまり、8mでN値が50以上となったので、そこで堀るのを止めたということです。

下部の地盤状況の表の上から4段目のところ、地盤名が「凝灰岩・風化岩」、記号がDM2、層厚が2.7mで、深度が5.3〜8mの層のところのN値が50以上となっています。この層が、大田市が固い基礎地盤といっているところです。

土質・岩質等の説明には、「5.3mより泥質凝灰岩の軟岩質となる。コアは礫〜岩片状を呈しハンマー打撃で容易に砕ける。・・・」とあります。
大田市がいうような固い地盤なんかでは決してありません。

何故、大田市は調査結果を偽ってまで住民に「安全だ」と嘘をつくのでしょう。「環境影響評価調査」にも、この嘘を重ねるような表記がありました。


   危険な断面計画図

 
 
Copyright (c) 「宅野の自然と生活環境を守る会」 All rights reserved.