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「生活環境影響評価調査」には、一般縦覧に供された報告書以外に、その調査内容や計量データ等の詳細を記載した「その他参考資料」というものが別冊になってありました。
開示申請をして取り寄せたこの文書の中に、住民の安全性に係わる重要な調査結果が記載されていました。
下記の図でわかるように、計画地の水質調査において、環境基準値をはるかに超える高濃度のダイオキシン類が検出されていました。
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ダイオキシン類の水質環境基準が「1pg-TEQ/L以下」ですから、最大約7倍
ものダイオキシン類が検出されたことになります。
また、土壌からもヒ素や鉛が検出されています。
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土壌溶出環境基準では、ヒ素が「0.01mg以下」、鉛も同様に「0.01mg以下」
ですから、ヒ素は1.1〜1.2倍、鉛は2.5〜2.8倍の値が検出されています。
そして、地下水のph値が極めて強い酸性を示しています。
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また、周辺井戸の重金属汚染も深刻です。
下図のように、鉄及びその化合物が環境基準値の1.8倍、アルミニウム及び
その化合物が9倍もの高い数値を示しています。
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つまり、計画地は既に高度の汚染地帯になっていることがわかりました。
これらは自然値ではありえない数値ですので、総合すると不法投棄による汚
染の可能性が高いのです。
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不法投棄の可能性があるなら、大田市と島根県は法律にのっとり、すぐにでも計画地の不法投棄の確認調査をしなければいけないはずです。
そして、不法投棄が確認されたなら、まず廃棄物の撤去、除染をしなければいけません。当然、その調査結果は市民に公表されなければなりません。
大田市は、自ら行った生活環境影響評価調査から、こういう重大な事実を把握しておきながら、なぜ隠していたのでしょうか。
こうした汚染地帯であることを知りながら、住民の健康被害をさしおいても、なおも計画を強行に推進しようとするのは、いったいどういうことでしょうか。
⇒既存の処分場で事故?
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